
どこにでもあるような閑静な住宅街のなかには、日常と非日常の境界線が曖昧になってしまったような場所がひっそりと隠れていたりする。 ハイカラダイブが向かったのは、熊本が誇るディープスポット熊本県荒尾市にある、「荒尾観音」。一見すると普通の静かなお寺……かと思いきや、そこには未知なる世界が広がっていた。今回はそんな、不思議な珍寺を探索する。
クセ強めの巨大仏が待ち受ける、荒尾観音

今回やってきたのは、熊本県荒尾市にある結構閑静な住宅街に突如として現れるお寺、幸生宗善徳寺 荒尾観音。
Googlemapだと案内されるのは99.9%の確率でお寺の裏側なので、「あっ。もしかして、無くなった?」と勘違いしないようにしたい。目的地はちゃんと表側に存在しているはずだ。(※経験談)
ということで、境内にお邪魔する。
まず出迎えてくれるのが、この方々。

ドーン!!
とそびえ立つ、赤茶色の巨大仏たち。

どれも6〜7m級という規格外のデカさなのだが、異常なのはその「密集度」である。
通常、これだけ巨大な仏像を作ったら、一体ずつ広々としたスペースに鎮座させるはずだが、ここでは隣の仏様と肩がぶつかりそうなほど、いや、もはや重なり合わんばかりの超・密接状態でギッチギチに詰め込まれている。この謎のひしめき具合が素敵だ。

そして、顔のクセが強すぎる。
特徴的なデカイ目でいい感じにデフォルメされているこの巨像たち。サイコーだ。
「王」という冠を被っているのは、閻魔様か。その隣にいるのは漫画「デスノート」の死神「リューク」だろうか?
何にせよ、視線の圧が凄すぎる。

反対側にも巨大仏達が、身を寄せ合って座っている。
こちらもユニークで背後に真っ赤な炎を背負ったファンキーな不動明王など、強烈な個性の渋滞が起きている。
そういえば。ここは「幸生宗善徳寺、荒尾観音」という名前だけども、この巨像達は見るからに「天国と地獄」って感じだけどな。と思って反対側へ向かってみる。

なるほど。こちら側が観音様ゾーンだ。
完全に参拝方法を間違ってしまったようだ。
気を取り直して、観音堂にお邪魔する。

こちらは、巨大ではないが、なかなか個性的でカラフルな石像が並んでいる。

奥には七福神。
閑静な住宅街の裏側にひっそりと、しかし尋常ではない密度と熱量で詰め込まれた巨大な神々。
迷いながらでも行く価値は十二分にある、濃厚すぎる異空間。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
幸生宗善徳寺 荒尾観音
所在地:〒864-0032 熊本県荒尾市増永2714−5
見学時間:24時間
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(年末の祭典ハイカラダイブ大賞の参考にさせていただきます。)
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