たぬきの神社、金長神社。
徳島県小松島市にある金長神社は、狸の神社。
入り口で登場するのは2つの顔ハメ看板。
センスが光っている。こまっしま。ついつい、顔を入れたくなる顔ハメ看板である。
徳島県に伝わる民話をモチーフにした映画、「阿波狸合戦」の大ヒットがこの神社建立のきっかけ。
祀られているのは金長狸。
阿波狸合戦は徳島に伝わる民話で、江戸時代に起こったとされる狸たちの戦争。
その中で大将として活躍したのが、金長という狸。
金長狸は四国三大狸として知られている。
実はこの神社、老朽化のため解体の危機に晒されていた。神社を守りたいという市民の思いから、市は解体を撤回。
募金やクラウドファンディングによって資金を集め、今年修復が完了した。
私たちの知らないところで、令和狸合戦が行われていたのかもしれない。
そんな、ハイカラスポット。
おまけ
境内左手の道を奥へ進むと何やら、石碑のようなものを発見。そこに置かれているのは何やら文字が書かれている石。
少し近づいて見てみると…
おお。石の葉書だ!
しかも、「芋の宮大明神」さんから「金長大明神」さん宛とは。たぬき大明神同士では付き合いがあるようだ。しかも石の葉書を送り合う仲とは、なかなか風情がある。
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