市街地に溶け込む宇宙スポット。
北九州市の中心地といえば小倉北区である。新幹線も停まる九州の交通拠点である小倉駅からすぐ近くにあるのが小倉城やリバーウォークなどの観光スポット。そして、商業施設も多く、No.2で紹介した北九州の台所の旦過市場も小倉北区である。今回はそんな小倉北区にある観光スポット小倉城からすぐのところにある北九州私立図書館をご紹介。
サイバーパンクの世界に迷い込んだ様なこの景色は図書館内部。半円型のアーチ形状がまるで長いチューブの中にいるんじゃないか？と錯覚させてくれる作りになっており異世界感を醸し出している。建物内はいくつかのセクションに分かれており、ここは子供図書館部分である。
隣が普通の図書館。部屋に入る扉と窓、そしてチューブ状のアールがまるで宇宙船の様である。
内部に入るともはや気分はスターウォーズ。完全に宇宙船の中である。設計は磯崎新。1974年竣工と完成してから５０年ほど経っている。半世紀経っているとは思えないほどに色褪せず、常に近未来的な建物である。
これだけ近未来的・宇宙的なフォルムのこの建物はもちろん映画でも使われている。2013年公開の「図書館戦争」で関東図書基地と武蔵野第一図書館として撮影された。
一旦外に出てから続くセクションは文学館である。ここは北九州ゆかりの小説家、詩人などの作品を貴重な文化遺産として収集、保存、研究、展示して後世へ継承していくことを目的としている。
入り口から入って右手へ進むと見えてくるのが巨大なステンドグラスである。裏からは想像できないほどに光り輝きその存在感を示しているこのステンドグラスは大分の思想家「三浦梅園」の著書を参考にこの建物の設計者である磯崎新がデザインしたものである。
小倉駅から近くの北九州市立図書館。観光のついでにでも立ち寄りたくなる異世界スポットである。
seach&edit by QQmagazine
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