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カルスト台地に突如現れる異空間。平尾百仏【北九州にある異空間】

今回は北九州市の小倉南区に広がる、カルスト台地にある異空間スポットをご紹介。

日本三大カルストのひとつ、平尾台

北九州市小倉南区にある平尾台。平尾台は約3億4000万年前の珊瑚礁が起源の結晶質石灰岩からなるカルスト台地である。山口県の秋吉台、高知県の四国カルストと並ぶ日本三大カルストのひとつに数えられている人気のスポットである。

写真の岩達が、羊群原(ようぐんばる)と呼ばれる、平尾台のシンボルである。草原に白い岩がポコポコと突き出している様子が、まるで「羊の群れ」のように見えることからそう呼ばれている。

修学旅行でもど定番な「秋吉台」にも地下に秋芳洞があるように、この平尾台にも地下に鍾乳洞が存在する。入れない鍾乳洞も含めてその数は200以上あると言われている。現在は千仏鍾乳洞、目白洞・牡鹿洞と3つの鍾乳洞を体験することができる。

そんな平尾台で今回紹介したいのがこんなカルスト台地にある異空間である。(すでにカルスト台地自体が異空間ではあるけども)

平尾百仏

香春町へ抜ける国道を外れて県道28号を車で山を登ること15分程でようやく平尾台の入り口にある吹上峠駐車場に到着する。

そこからちょっと小高い丘の方を見てみると、1箇所だけ緑が生い茂ったもりもりっとした場所がある。そこに向かってみる。

出てきたのは、無数の石像達。そう。ここが、カルスト台地に突如現れる異空間、平尾百仏である。

この平尾百仏は調べてみると、どうやら昭和30年頃に平尾台のあちこちにあった石仏を管理や保護のために現在のこの1箇所に集められて形成されたものである。

何やら小さなお堂があるので、見てみる。

中に祀られているのは2匹の白蛇。白蛇というのは、古来より七福神の一人である「弁財天」の化身、あるいはお使いとされている。 平尾台のようなカルスト台地は、表面に水がほとんど流れないため、水は非常に貴重で神聖なものとされていただろう。地下を流れる水脈や鍾乳洞を守る神様として弁財天の代わりに白蛇を祀っているのだろうか。もしくは地下の鍾乳洞が蛇のように長く、色も白いから鍾乳洞の反映のために祀られているのか。ここの意味合いは分からず。

表面と違って裏面は結構綺麗に並べられている石像達。この石像達をよく見てみると、数字が彫られている。おそらくこの石仏達は四国八十八箇所巡りの信仰のために設置されていたのだろう。一部の石仏に彫られている数字を確認したところ、四国八十八箇所の本尊と一致していた。

気になるのがというか、この石像の中でも一番目立つのがこの六十番の大日如来。石仏の置かれている位置が他よりも高い。本場の四国では六十番は横峰寺で「遍路ころがし」と呼ばれており、標高750mの高い山の上にあるお寺でお遍路の中でも超難所であると言われている場所である。この石仏もあえて、この高い位置に置いて本場四国の表現をしているのだろうか。

おそらく小さなお堂の後ろの岩の上に立っているのは弘法大師だろう。

石仏達は数字の順番に並んでいる訳ではないようである。まだ四国の八十八箇所の位置を見てはいないが、ランダムに置かれているのだろうか、もしかしたら巡り順を表しているのかもしれない。

カルスト台地の絶景の中に溶け込んだ、石仏という異空間を堪能できるスポット。

そんな、平尾百仏。

seach&edit by QQmagazine

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