【怪異伝承】はんざき大明神と大はんざき伝説【岡山県】
岡山県の湯原温泉。国内有数のはんざき(オオサンショウウオ)の生息地である。ここには生息地ならではの伝説と大明神が存在する。一体どんなお話なのだろうか。はんざき大明神周辺の写真とともに紹介。
岡山県真庭市にある、湯原温泉。

以前紹介したはんざきセンターというオオサンショウオの保護センターがある場所。
この裏手には、立派な鳥居のはんざき大明神が。


大明神が設置されたのには、ある伝説がきっかけとなっている。

大はんざき伝説
戦国時代、湯村温泉の地に龍頭が淵という大きな淵が存在した。
そこには体長10mを超える大はんざきが棲みついており、住民に恐れられていた。
人でも馬でも、近づくものは何でもその大きな尾っぽで淵に落とし、餌食にしていた。
そんな中、1593年に三井彦四郎という若者が中心となり、この大はんざきを倒そうということになった。彦四郎は腰に縄を結び、小刀を咥え、淵に立ってわざと大はんざきに近づいた。大はんざきはいつものように尻尾を使って獲物を飲み込む。しかし今回は彦四郎の小刀によって腹を割かれてしまった。
ついに大はんざきを倒すことに成功したのだ。

しかし、ハッピーエンドでは終わらなかった…
このことがあってから、彦四郎の家の戸を誰かが泣きながら叩くのだが誰も外にはいない、という現象が起こるようになった。まもなく、退治した英雄である彦四郎の家の者は次々と命を落としていき、ついには誰もいなくなってしまった。
「大はんざきの祟りだ…」
恐れた村人たちは、この地に祠を作り、はんざき大明神として祀った。


今でもその由来に基づき八月八日には、巨大な神輿やねぶたが練り歩く、はんざき祭りが行われている。




はんざきセンター内にはおみくじやグッズが置かれている。その中には、はんざき大明神の授与品として、半分に裂けても生きていそう、というはんざきの名前の由来から、割り箸が置かれている。
そんな、ハイカラスポット。
はんざき可愛いよ、はんざき。
アクセス
はんざき大明神
所在地:〒717-0406 岡山県真庭市豊栄
営業時間:24時間



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