
鹿児島県を旅するなら、絶対に避けては通れない「聖地」がある。 桜島でも、指宿の砂蒸し風呂でもない。 それは、志布志にある。それを見た瞬間に脳が情報の処理を拒否し、視界が「し」の文字で埋め尽くされる。今回はそんな、もはや「出オチ」以外の何物でもないとある看板を訪ねる。
志布志市役所本庁

ということで、やってきたのは志布志市役所本庁。もう見えている。完全に出オチだ。書かれている文字は、

こちらは、志布志市志布志町志布志の志布志市役所本庁志布志支所です。
まさにゲシュタルト崩壊の聖地。「し」と「ぶ」に耐えつつ、まずは、この看板に刻まれた「呪文」を分解してみる。し×15 ぶ×5 ょ×4 ち×2 う×2 や×1 の×1 く×1 ほ×1 ん×1
すごい。この33文字の61%は「し」と「ぶ」で構成されている。さらに注目すべきは「ょ」の多さだ。4回も登場する。発音してみると、もはや人間が喋っている音ではなく、何らかの電子ノイズか、あるいは壊れたタイプライターのような響きになってくる。
実際に看板の前に立ってみると、その破壊力は凄まじい。 「志布志」という文字が何度も何度も、波のように押し寄せてくる。
「自分は今、どこにいるのか?」 「ここは何の支所なのか?」 「そもそも『志(こころざし)』とは何だったのか?」
哲学的な問いすら浮かんでくるが、答えは全て看板に書いてある。「志布志」だと。

志布志市志布志町志布志。 そこには、日本語の限界に挑み続ける、あまりにストイックな看板があった。
鹿児島へ行った際は、ぜひこの看板の前で音読してみてほしい。 3回噛まずに言えたなら、あなたは立派な「志布志市民」になれるのかどうかは知らないが、少なくともその日のランチの味は「し」の余韻でいっぱいになることだろう。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
志布志市役所本庁
所在地:〒899-7103 鹿児島県志布志市志布志町志布志2丁目1−1
見学時間:8:30 - 17:15(土日定休)
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