逆立ちや直立の狛犬と出会い、少し「特殊な狛犬」というものにどハマりしているハイカラダイブです。今回熊本県阿蘇市で遭遇したのは、それらとは全くベクトルの異なる衝撃だった。それは、造形の奇抜さではなく、物理的な「質量」の暴力。阿蘇の広大な草原にポツンと鎮座するその巨像は、我々の知る「狛犬」のスケールを遥かに超えていた。
第1回
阿蘇のデカイ狛犬
阿蘇の狛犬
逆立ちの狛犬とタチコマ(立ち狛犬)に魅せられているハイカラダイブが特殊な狛犬を求めて今回やってきたのは熊本県阿蘇市。あの阿蘇山の割と近くに置かれている狛犬がこちら。

めちゃくちゃでかい狛犬!

書きながら気づいたけども、残念なのが、比較対象と撮ってないこと。どこら辺がでかいのさ?と言われても、「とにかくデカイ!」と、言い張ることしかできない。まあ、「比較対象を拒絶するデカさ」こそが、この狛犬の真髄だ。とでも言っておこうかな。
全然測ってないので、ものすごくアバウトだが、通常の狛犬の3倍はありそう。
社なき結界。エネルギーの塊である阿蘇山を御神体とする「番人」なのか?

ハイカラダイブの調査あるあるなのが、天候に恵まれないこと。この日は大雨こそ降っていなかったのだが、えーっと、黄砂?花粉?どっちなのだろう。とにかく強風に舞っている粒子のために、ものすごく景色がいい場所ですら、この写真のように何も映らない。(最近はこんな景色の時に神様が通常とは違うレアな景色を見せてくれているという最大級のプラス思考で考えている。)
と、写真では少しわかりにくいが、このスポットの最大の謎は、周囲に神社らしい建物が一切見当たらないことである。 通常、狛犬は「社」を守るための番犬。守るべき家主がいない場所で、彼らは一体何を睨みつけているのか。
その視線の先にあるのは、噴煙を上げる「阿蘇山」。
古来より、巨大な山や滝、巨石などはそれ自体が神として崇められてきた(一般的に原始信仰と呼ばれている)。ここ阿蘇において、火を噴き、大地を揺らす阿蘇山は、人間が作った木造の社に収まるような存在ではない。 カルデラそのものが聖域であり、山そのものが御神体。 そう考えれば、この場所は「社がない」のではなく、「阿蘇山を拝殿とする、屋根のない巨大な神社」の入り口なのではないだろうか?
地球規模のエネルギーを守るには、我々がよく知る「通常サイズ」の狛犬ではなく、規格外のビッグサイズの狛犬を必要とするのかもしれない。大地のパワーを狙ってくる「何か」(狙ってくるのかは、わからないけども)もおそらくは相当なエネルギーを持つのだろうし、対等に向き合うための、必然のスペックなのだろう。

理由や由来を説明する看板など、ここには必要ない。 ただそこに、デカい狛犬が座っている。そして、その背後には雄大な阿蘇が広がっている。阿蘇山への入り口はここなのかもしれない。
阿蘇の風に吹かれながら、巨大な番人と共に地球の息吹を感じる。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
阿蘇巨大狛犬
所在地:〒869-2237 熊本県阿蘇市狩尾
見学時間:24時間
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(年末の祭典ハイカラダイブ大賞の参考にさせていただきます。)
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