福岡県嘉麻市。のどかな平野が広がる場所。ここには魚の名前の付いた神社が存在する。一体どんな神社なのか?
その名も

鮭神社。
名前のインパクトがすごい。由来は、あの魚の鮭である。
鮭神社、鮭大明神とも呼ばれている。




こちらの創建は769年。奈良時代にまで遡る。
御祭神は彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)、鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアワセズノミコト)、豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)。豊玉姫命は海神で、龍宮伝説の乙姫様のモデルといわれている。
いわれ
その昔、海に帰った豊玉姫命が夫や息子に対して鮭に便りを託したとされる。そのことから鮭は神様の使いであり、鮭がこの神社の近くの川に遡上してくれば、その年は豊作、もし捕まえたり食べてしまうと災難に遭うと言われている。
昔はこの言い伝えを守り、神社の氏子は鮭を口にしなかったという。現在でもその掟を守っている方がいるかもしれない。
サーモンのお寿司が食べたくなったらどうしよう…
あ、でも回転寿司のサーモンってほとんどが鱒だ。
じゃあ大丈夫か。


って本当に?
似てるけど種類が違うからいいのか?
でもサーモンって呼んじゃってるからなぁ。
英語で鮭の事だしなぁ。
突き詰めるとなかなか難しい問題にぶち当たりそうだ…
そんな事を考えていたらサーモンが食べたくなった…

私は氏子になれそうにない。
ちょっと足を伸ばすと…
神社から1kmちょっと行ったところに遠賀川がある。

こちらがかつて鮭が遡上していた川。昭和の初め頃までは上がってきていたようだが、そこからプツリと途絶えている。
昭和時代の福岡県の遠賀川あたりというと…炭鉱で栄えていた。
石炭の処理を川で行っていたことにより、水が黒く汚染されてしまったのだ。そのため鮭は閉山してしばらくするまで戻らなかった。昭和53年頃には遠賀川の下流で鮭の遡上が確認されたという。その後もポツポツと確認されているということだ。
そして川のすぐそばには、石が置かれている。


鮭のまないた石。
毎年12月13日に行われる献鮭祭では、遡上した鮭がこの石の上で清められ、神社の鮭塚に奉納されるという。
遡上して来なかったら?
ご心配なく。大根をボディに、唐辛子を目に見立てて鮭を作り、奉納するのだ。鮭が戻ってきますように、という思いを込めて。


そんな、ハイカラスポット。
アクセス
鮭神社
所在地:〒820-0304 福岡県嘉麻市大隈542番地
このスポットのオススメ度。
ぜひ最初のご感想をお聞かせください。
このスポットに行かれた方。行った事ある方。ぜひオススメ度を教えてください!
(年末の祭典ハイカラダイブ大賞の参考にさせていただきます。)
コメント