【怪異伝承】太三郎狸のおはなし 屋島寺の蓑山大明神【香川県】

天平勝宝のころ鑑真和上によって開創されたと伝えられる、四国八十八ヶ所霊場のひとつにもなっている屋島寺。ここには狸を祀った大明神がある。そこにはどんなお話が伝わっているのか?
四国八十八ヶ所霊場の屋島寺

本堂の横にあるのは…

鳥居と、それを守る狛犬のように鎮座した大きな狸の像。
こちらにあるのは蓑山大明神である。

祀られているのは太三郎狸。
太三郎狸は日本三名狸で、化け技は日本一といわれる。
スタジオジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」でも、四国からやってきた三長老の太三朗禿狸として登場している。

スタジオジブリ「平成狸合戦ぽんぽこ」
ちょっとファンキーなおじいさんに化けていらっしゃいますが、真ん中の人物が太三朗禿狸です。

太三郎狸の伝説
天平時代
鑑真が日本を訪れていた時、瀬戸内の山の頂に輝くものを感じ、目の見えない彼をその山頂まで案内をしたのが太三郎狸。その後、山頂にはお堂が建てられ、僧が訪れるたびに太三郎狸が老人に化け、案内をしていたとされる。
平安時代初期
空海がここを訪れ迷った時にも道案内をした太三郎狸。空海が屋島にお寺を建立した際には守護を任された。太三郎狸は僧とのふれあいの中、学問の大切さを知り、屋島に狸の大学を建てた。そこでは多くの狸が修行を積んだという。
平安時代後期
太三郎狸が矢傷で死にかけたところを平重盛に助けられ、その恩義から平家の守護を誓った。平家が滅亡した後は屋島に残るが、その時に幻術を使って見せた源平合戦の様子はお見事で、四国の狸の総大将と言われるようになる。屋島寺の住職が変わるたびに源平合戦の様子を夢枕に再現したという。
江戸時代
狸たちの大戦争、阿波狸合戦の仲裁をする。
明治時代
ええっ?明治まで!?
なんと太三郎狸は日露戦争にも行っていたという。小豆を将兵に変え、日本軍の援護をしたとか。

長きにわたって、さまざまな人を助け、善行を積んできた太三郎狸。現在は氏神として本堂の横に祀られている。狸の習性として死別するまでつがいを解消しない、ということから、蓑山大明神は夫婦円満や縁結びにご利益があるとして親しまれている。


そんな、ハイカラスポット。
ギャラリー




たぬき好きの方いらっしゃい。
アクセス
屋島寺
所在地:〒761-0111 香川県高松市屋島東町1808
営業時間:8:00 - 17:00



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