兵庫県姫路市。こちらに気になる建物を見つけた。天文台がある児童館。そこは安藤忠雄が設計したという。しかも宿泊できるらしい!これは行くしかない!ということで予約取って泊まってみた。
チェックイン
今回泊まるのは、兵庫県姫路市にある宿泊型児童館「星の子館」。
豊かな自然に囲まれた大型児童館。遊んで、泊まれる、子供のための施設。というコンセプト。
夜暗くなってから目的地に到着。

おおおおお。キラキラしてる。かっこいい。
設計は安藤忠雄氏。1992年に開館。
ということでチェックインしまーす。

児童館だけど、大人だけで入れるの?
ご安心を。大人だけでも宿泊は可能。
ここは大人2人で泊まると、1人あたり5000円という破格値で泊まれる安藤建築。たどり着いた瞬間からテンションMAXは間違いなし。
※大人1人の場合は5500円で泊まれます。
ルームキーを受け取り部屋に向かう。


もうねー、コンクリートの無機質さがカッコいいんですよ。部屋にたどり着くまでにどれだけキョロキョロ、ペタペタしたことか。
はい、ドア開けまーす。

こちらが今回泊まる和室。
泊まれる部屋のタイプは、和室10畳の部屋と22畳の部屋、洋室の3種類。和室にはお風呂がなく、大浴場を利用する。
我々は10畳の部屋にした。大きい部屋が多いのは、小学校の宿泊学習とかで使うんだろうなぁ。いいな〜、今の子たちはこんなオシャレな建物で勉強できて。

んじゃそろそろ安藤建築探検に行こうか。とその前に…
星を見る
この建物のてっぺんにある丸いのに気づいただろうか?そう、天文台である。星の子館は名前の通り、星を見ることができる施設なのだ。
夜の天体観測会は毎日19時と20時の2回開催されており(要予約)、こちらも大人の方でも参加できる。
ということで天体観測室へGO!


なんかスターウォーズっぽい。わくわく。
階段の先にある部屋にはでっかい天体望遠鏡が!

すいません、カメラの限界です。デカ過ぎて写真じゃよくわかりません。。。
とにかく、個人で買うような天体望遠鏡じゃないっていうのはわかっていただけたと思う。
この巨大な天体望遠鏡には名前が付いていて、
「あさひララ」ちゃんといいます。

この子、アサヒビールが寄贈したのだそう。
そのお値段なんと、
1億円!!!
(ドーム、制御用コンピューター、周辺装置を含む)
ララちゃん可愛い名前して結構えげつないわね。
口径90センチ、重さ約14トン、同架望遠鏡6本付き。モリモリである。
そんな、1億円の天体望遠鏡から見ることができる星はさまざま。スタッフの方が時期や天候などに合わせて、その時によく見える星を見せてくれる。私が訪れた時に見たのは、「銀河鉄道の夜」にも登場するアルビレオ。はくちょう座のくちばし部分にあたる2つの星。青色とオレンジ色の色の違う星が並んでいるのが美しかった。
建築を見る
続いて、建築探検に行きましょう。
安藤建築の特徴である、打ちっ放しコンクリート。やっぱりこれは外せない。館内の壁はほぼコンクリート。





吹き抜けは上から見ると迷路のよう。緩やかに降りていくスロープ、なんか歩きたくなっちゃうんだなぁ。


通路や階段の鳥たち。こちらは黒田征太郎氏のデザイン。アートを楽しみながら移動できる。
次は外観を見てみよう。
切れ味のいいナイフで削いだような、階段や柱や梁。細く鋭く美しい。直線の組み合わせが面白く、それでいて丸やカーブとも相性がいい。
子どもたちはこの建物を見たら、大きな城塞みたいに感じるかもしれない。





児童館だけど、子供だけでなく大人も楽しめる仕掛けがいっぱい。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
星の子館
所在地:〒671-2222 兵庫県姫路市青山1470−24
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