珍公園シリーズ
鬼ヶ島公園
前から行ってみたいと思っていた、とある巨大な遊具が存在する有名なスポットにやってきた。この公園には何やらある由来があるそうだ。
巨大な鬼がいる公園。
愛知県春日井市にあるとある公園。
インスタでもよーく拝見していたあの例の公園にようやくハイカラダイブもお邪魔しました。
ここが…
ようやく会えました。このほふく前進している青鬼。表情、本当に素敵。
赤鬼も愛嬌ある、憎めない表情してる。カワイイ。
子供達が遊んでいるのを邪魔しないように見張っているイイ鬼なのだろう。
ところで現地の公園に来てみると、住宅街にある公園である。鬼ヶ島はなさそうだ。というか島ではない。
それでは鬼ヶ島公園の由来はなんだろうか?
正解はこの地域の昔の「字名(あざな)」が鬼ヶ島だからである。
「字名」とはその土地を開拓した者が先祖の諸縁の名称をつけることが通例であるとのことである。なので、この土地の開拓者の祖先は「鬼ヶ島」に関係する者であるということだ。
その人物とは「鬼頭義次」という平安時代末期の武将である。
鬼頭義次は元は「源義次」と名乗っており、紀伊の国で暴れていた鬼(盗賊)の頭を倒したという伝説が残っている。それにより「鬼頭」の姓が与えられたとのことである。そして、これを末裔達が後世に伝える為にも自分たちの土地の「字名」に「鬼ヶ島」を使ったとのことである。
そして、その「字名」が「鬼ヶ島」にできた公園は「鬼ヶ島公園」というわけである。
まさかの平安時代の鬼ヶ島が由来でこの公園ができているとは。実は歴史深い公園であった。
そんな、ハイカラスポット。
(郷土誌かすがい第58号 森まさし「春日井の鬼ケ島伝説」参照)
アクセス
鬼ヶ島公園
所在地:〒487-0025 愛知県春日井市出川町3丁目5
営業時間:24時間
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