
公園の隅で、一本のアームに支えられ、健気に子供たちを待つ「スイング遊具」。
対荷重という名の絶対的な壁により、我々大人はその背にまたがることは許されない。だが、乗れないからこそ、その造形美やバリエーションへの興味は尽きない。
今回は、そんなスイング遊具の深淵を覗くべく、大分県玖珠町にある「三島公園」のスイング遊具を調査してみた。
スイング遊具

非常に魅力的なスイング遊具。スイング遊具とは台座のバネやアームにより前後に揺らして楽しむ遊具である。360度自在に動ける「スプリング遊具」とはまた少し違った魅力がある遊具である。
代表的なものとして思い浮かべるのが、公園のエビフライこと「ビーハニーハッピーホッパー」とか謎のイガイガがついた「ウゴウゴ」である。
この頃は、薄型でデフォルメされている動物や乗り物が増えてきている。とにかく非常に魅力的な公園遊具の一つである。(対荷重の制限により大人が乗れないってのもあるかもしれない。)


玖珠町にある三島公園。
そんな、スイング遊具を求めて今回やってきたのは大分県玖珠町にある「久留島武彦記念館」の隣にある三島公園。この公園で見つけたスイング遊具がこちら。

気になるスイング遊具しかない。ほんとに他の公園等では見たことのないやつばかり。一つずつ確認していく。

まず目に飛び込んできたのは、真っ白でモコモコした物体。
これは間違いなく、 「筋斗雲(きんとうん)」だ。 「悟空になりきりたい」という少年たちの根源的な欲求を、ここまでストレートに具現化した遊具がかつてあっただろうか。バネの弾力を利用して、雲の上で跳ねる……これぞまさに現代の西遊記である。

次に好奇心を刺激したのは、鮮やかなブルーの生命体。 アシカなのか、アザラシなのか。いや、その両方の特徴を併せ持った「海獣のフュージョン」である。
「アシカもいいけど、アザラシも捨てがたい。…よし、混ぜよう!」というメーカー側の天才的な決断が、この玖珠の地に結実している。
(もしかしたら、両方ともアシカなのかもしれない。色違いはオスとメスで分けるためか純粋に二人乗りを分かりやすくするためか。なんにせよ、素晴らしいスイング遊具に変わりはない。)

さらに、クラシックカーを思わせる深みのある赤い車。 昨今のスタイリッシュな乗り物遊具とは一線を画す、この重厚な存在感。 経年変化による塗装の剥げ具合すら、まるでビンテージカーのような「味」に見えてくるから不思議だ。

正面から見たら顔がついてた。カニ型の遊具についていそうな目をしている。ザ・昭和の遊具である。

最後が、コアラとあいのりできるスイング遊具。これも見たことない。コアラが持っているバトンのような棒にしがみついてスイングするタイプ。どんな衝撃にも耐えて安全を守ってくれる健気なコアラには脱帽である。
筋斗雲で空を飛び、謎の海獣で海を渡り、クラシックカーで時を超える。 三島公園のスイング遊具たちは、小さなアーム一つで、子供たち(と、乗れない大人たち)を無限の想像力の世界へと誘っていた。
この公園のおかげで、ますますスイング遊具に興味が湧いてしまった。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
三島公園
所在地:〒879-4404 大分県玖珠郡玖珠町森
見学時間:24時間
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