【珍スポット】まるでFFの飛空艇!? 玉名天望館の尖りまくった建築美【熊本県】

近代建築初心者のハイカラダイブです。 鳥取県にある、菊竹清訓氏の「東光園」に感銘を受けてハイカラダイブを始めたと言っても過言ではないくらいに、私はなかなか攻めた建築が好きだ。 他では絶対に見られないような攻めた建築、尖ったランドマークというのは、広義の意味で「珍スポット」だと勝手に呼んでいる(もちろん、最大限の尊敬を込めて)。
今回はそんな一風変わった、尖った建築を探索する。
丘の上に舞い降りたFFの「飛空艇」!?
今回、尖った建築を求めてやってきたのは、熊本県玉名市。熊本県の北部に位置する人口約6.6万人の都市で、福岡と熊本のほぼ中間に位置し両方にアクセスしやすい都市である。そんな玉名市にある「桃田運動公園」の一角に非常に興味深い建物がある。

近くに来ただけでも、目の前に現れたその外観が、もうすごい。

何がなんだか全くわからない。
コンクリートの無機質な質感でありながら、どこか生き物のような曲線も持ち合わせている。強いて言えば、ファイナルファンタジーに出てくる「飛空艇」っぽい感じの建物だ。
今にもゴゴゴゴ……と音を立てて浮上しそうである。
「くまもとアートポリス」という、後世に残る文化的資産を創ろうという超前衛的な建築プロジェクトがあ離、この玉名天望館もその一環として1992年に建てられたもの。
設計者は、独創的な建築で知られる建築家・髙﨑正治氏。 テーマはずばり「環境生命体」。中央のタマゴ型の空間は「小宇宙」を、上部の円盤は「幸福の象徴であるハスの花」を、そして突き出た柱は「未来へ向かう3本の矢」を表現しているらしい。
なるほど、と分かった気になってみても、やっぱり凡人には到底思いつかない、凄まじい発想力である。「展望」ではなく、あえて「天望」という漢字を使っているところにも、ただならぬこだわりを感じる。

完全に圧倒されつつ、いざ内部へと足を踏み入れてみる。
中はもはや、完全にダンジョンだ。

1階の「地の座」、2階の「雲の座」、3階の「星の座」と名付けられた複雑な階層構造。
むき出しのコンクリートの隙間から差し込む光と影のコントラストが、冒険心を異常に掻き立ててくる。

天望館っていうのは本来、周囲の綺麗な景色(市街地や有明海など)をのんびり眺めるための建物なんだろうけど、もはやそんなことをしている暇がない。
外のパノラマを一望する余裕がないほどに、この建物自体の造形が美しすぎる。景色ではなく、空間そのものに酔いしれるための天望館。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
玉名天望館
所在地:〒865-0023 熊本県玉名市大倉字高田1144
見学時間:9:00 - 22:00(火曜日定休)
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(年末の祭典ハイカラダイブ大賞の参考にさせていただきます。)
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