乙姫公園
岐阜県輪之内町にやってきた。長良川と揖斐川に囲まれた場所に気になる「乙姫さん」の文字を発見。
見上げるとそこには、
しかも池の中に佇んでいる。
なんとも異様な光景である。先ほどの「乙姫さん」の文字からもこのオブジェが「乙姫さん」に違いないだろう。
乙姫といえば。と思いすぐ後ろを振り返ってみると、
やはり、浦島太郎が。
すごく、素敵な顔をしてらっしゃる。
この巨大オブジェがあるここは「乙姫公園」と呼ばれる公園であり、すぐ隣にある日八工業が運営・管理をしている公園である。
でも、なぜにこんなところに浦島太郎と乙姫が?
そんな疑問が出てくる。そもそも岐阜に海なんかないし。
実はこの乙姫公園のすぐ南を流れる大榑川(オグレガワ)にはオリジナルの「竜宮伝説」が伝わっていた。
大榑川の竜宮伝説
その昔、とある魚獲りの上手な若者がいた。鯉が欲しいと言われて灯明渕に投網を投げたところ、不思議な力によって体が川の中に引き込まれてしまった。
行き着いた先は、豪華な御殿。そこには美しい女性が立っていた。
そして、女性は言った。
「帰りたければ、帰してやる。だが、再びここへ来るな。」と言われ、気づけば水面に戻っていたという。
そこから、竜宮伝説が広まっていったという。
そんな、「大榑川の竜宮伝説」を表現したのがこの「乙姫公園」とのことである。
この乙姫達のオブジェには他にも水害に悩まされたこの地の苦難と水の豊かさ、恐ろしさを忘れないようにとの願いも込められているそうである。
実はこの公園、乙姫と浦島太郎だけではない。
稲荷神社
すぐ隣には赤い鳥居が連なった、稲荷神社があり、
隣には巨大な鶴が。
鳥居をくぐってから、先に進むと白馬が楽しそうに戯れている。
またもや、脳の処理が追いつかないほどの異空間が広がっている。
急に「楽園」が広がっている。
写真だけでは伝えきれないのだが、神社の鳥居と絶対にマッチしないであろう白馬の楽しげな感じ(鳥居の対比で白馬が巨大に見える)になぜか恐怖を感じる。この光景はおそらく日本中でもここでしか見れない。是非とも現地で見ていただきたい。
もう一つ現地で生で見ていただきたいものが、
この竜。
石灯籠に巻きついている竜の躍動感が凄すぎる。写真でまたもや伝えれないのが残念。滑らかに巻きついている感じが丁寧に表現されている。
そこまで大きな敷地ではないのに、脳の処理落ちが激しく、凄まじい興奮に包まれる摩訶不思議な、
そんな、ハイカラスポット。
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