福岡県大野城市の住宅街には、知る人ぞ知る隠れたミュージアムがあるらしい。左官職人の方が作ったアートで溢れるギャラリーはどんなものだろうか。お邪魔してみた。
福岡県大野城市の住宅街。



入り口から気になるものが満載。すぐ近くにはゴージャスな壁画の建物が。


ココは知る人ぞ知る、ディープなミュージアム。

三浦鏝絵美術館。
鏝絵(こてえ)?気になる単語。
鏝絵とは、壁に塗る漆喰の材料を使い、鏝(こて)で盛り上げた絵のこと。入り口にあったような漆喰を分厚く盛り上げた像はに漆喰彫刻とも呼ばれている。素材はセメントではなく、石灰が主原料である漆喰。なので白い色ががベースになっていてパッと明るく華やかだ。
美術館はここから下に進んでいく。地下が秘密のギャラリーになっているのだ。
坂の途中にも気になる作品がたくさん。





地下の部屋は、セルフで電気をつけて拝観することができる。ちなみに入場料は無料。


ギャラリーには左官職人である三浦さんが独学で始めた鏝絵の作品が数多く展示されている。





色がなんとも鮮やか。鏝絵は経年劣化で色が落ちにくい。なぜかというと、表面に後から色を乗せるのではなく、漆喰自体に色を混ぜて塗り固めるからだ。

実際に使用している道具も展示されている。こんなにたくさんの種類の鏝を使いこなせるなんてすごい。
こちらは誰でしょう?

皆さんわかりましたね。正解はドラえもんでしたー。
んじゃあ、2問目。この子は誰でしょう?

正解は、初音ミクでしたー。

鏝絵の顔ハメ看板発見!
日本でもここだけではないだろうか。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
三浦鏝絵美術館
〒816-0952 福岡県大野城市下大利4丁目7
営業時間:9:00 - 18:00

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