
やってきたのは愛媛県宇和島市にあるとある神社。ここは性にまつわるものが集まっている場所。性の聖地。むしろ性地。いや、逆にわからなくなってしまうな。とにかく性のディープミュージアムをご紹介。
性の聖地、多賀神社

愛媛県宇和島市にある、多賀神社。
古来より延命栄寿、治病子授け、健康の霊験あらたかな神社として知られている。
境内には韓国新羅、李朝時代の石層塔や石人などの韓国石像美術文化財が多数置かれている。
結構、不思議な空間が広がっている。





そんな多賀神社に一際目立つものがある。
石臼の庭と呼ばれる場所である。

そう。
ここ多賀神社は性にまつわるものがいろいろと置かれている神社である。



女性器守護らしい。
この神社のあった場所は宇和島市の少し内陸だが、近くに須賀川という川が流れていることから、おそらくはここあたりも昔はミサキのようになっていたに違いない。(古地図を確認したわけではないので全然断言はできないのだが。)
中沢新一氏によれば「ミサキ」は古代語で「サッ」と呼ばれる場所で、神聖な場所とされていたのだ。「サッ」という部分は岬であり「さきっぽ」である。そこでは毎晩のように生命と霊力の増殖の祭りが行われていたという。日本人は古来より、神聖な場所を認識できる要素を備えているそうで無意識のうちに神聖な場所を把握しているんだそうである。
この多賀神社の異様な空気は神聖な場所ということなのだろう。

少し進むと凸凹神堂と書かれた建物が見えてくる。
多賀神社に併設された資料館である。
世界一の性資料宝物館、
凸凹神堂

すごくレトロ。この凸凹ロゴのセンスがほんとに半端ない。
配置と文字の手書き感。全てにおいて素敵すぎる受付。
拝観料は800円。
肝心の館内は
撮影禁止。

館内は過激なインドのタントラ蜜画やネパールのムカ・リンガなどインドネシア・メキシコ・コロンビア等の世界各国の性資料が驚きの数万点ほども展示されている。
久保凸凹丸(アイ丸と読む。しかも本名とのこと。)という元多賀神社の宮司さんがほぼ一人で集めたコレクションだという。
凸凹丸氏は本当は漢字を凸(の逆体)凹丸としたかったそうである。本当に徹底している。アイと読むのも意味合いがあるそうである。
ということで、
凸凹神堂のコレクションを紹介できないが、入り口に一部展示がある。

それが、このオブジェ。
ネパールのカトマンズより2年がかりで到着した700kgのヒンドゥー教の最高神「シヴァ」とのことである。でっかいカレーのルーを入れるやつかと思ったけど違った。最高神でした。
これも男根を模しているそうである。

館内は気になるものが多いのでこのアイテムを買うことをオススメする。学校の教科書の資料集の数百倍オモシロイ資料集である。

他にもこんな限定品も販売中。
そんな、ハイカラスポット。
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多賀神社凸凹神堂
所在地:〒798-0010 愛媛県宇和島市藤江1340
営業時間:8:00 - 17:00
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