
今回足を運んだのは、海と空に囲まれた南国の小さな遊園地だ。 潮風に吹かれていい具合にサビついた遊具たち、昭和の面影を色濃く残すゲート、そして極上のノスタルジーを突然断ち切るように現れる謎の「やべり台」。今回はそんな、時計の針が昭和の時代で完全に止まった究極のエモい空間、「ダグリ岬遊園地」を探索していく。
昭和の良心が残る入場ゲート
今回やってきたのは、鹿児島県志布志市にある「ダグリ岬遊園地」。
志布志湾を一望できる絶好のロケーションにあるのだが、一歩足を踏み入れると、そこはまるで昭和の時代から時計の針が完全に止まっているかのような極上のレトロ空間が広がっている。

出迎えてくれるのは、お城を模したような独特なデザインの入場ゲート。 屋根の上にズラリと乗っているレトロなパノラマモノレール。
少し色褪せた「ダグリ岬遊園地」の看板といい、入る前からすでに100点満点のB級感が漂っている。こんなにもワクワクする外観でまさかの入場料300円という破格値。非常に昭和の良心がそのまま残っているのを感じる。たまらなくいい感じだ。

園内に入り、ふと見上げると丘の上に佇む観覧車。 長年海風に吹かれていい具合にサビが浮いたむき出しの鉄骨と、鮮やかな青空とのコントラストが美しすぎる。最新の絶叫マシンには絶対に出せない、長い歴史を刻んだ遊具だけが持つ哀愁のオーラだ。


そして、横並びのメリーゴーランド。コレは回転しないタイプだ。きらびやかな装飾はなく、無骨な鉄の屋根の下で待機する白馬たちの姿に、なんとも言えない郷愁を感じる。

すっかり浸って園内を歩いていた時……おもむろに現れたのが、ハイカラダイブの大好物、ゾウの「やべり台」である。
なぜレトロ遊園地のど真ん中に、公園にいるはずのやべり台がポツンと置かれているのか。 色褪せたブルーのボディと少し哀愁を帯びた瞳がたまらない。この絶妙なゆるさと不意打ちの遭遇こそ、珍スポット巡りの醍醐味である。


ゾウのやべり台以外にも公園遊具をちらほらと見かける遊園地。
これまた年季の入ったレールを走るレトロなバスに乗りながら、少し虚無感のある瞳で遠くの景色を見つめる帽子をかぶっていないパンダを眺めるという、非常にシュールな絵。サイコーすぎる。
絶叫マシンの身長制限を気にする必要もない、この絶妙な「公園感」。最新のテーマパークでは絶対に味わえない、この圧倒的なフリーダムさとゆるさこそが、この遊園地の放つ最大の魅力であり、ローカル遊園地の真骨頂なのだろう。

何をするわけでもなく、ただ肩の力を抜いてのんびりと歩きたくなる、サイコーのレトロ遊園地。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
ダグリ岬遊園地
所在地:〒899-7101 鹿児島県志布志市志布志町夏井211−2
見学時間:10:00 - 17:00(別途入園料が必要です。)
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(年末の祭典ハイカラダイブ大賞の参考にさせていただきます。)
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