ハイカラスポット探訪マガジン

妖怪スポット

【妖怪スポット】妖怪屋敷 -妖怪70種類と出会えるかも!?日本一の妖怪郷-【徳島県】

徳島県三好市の道の駅 大歩危。ここにはとびっきりの妖怪スポットがある。その名も「妖怪屋敷」通常の地域で伝えられている妖怪の数はせいぜい1桁であろう。ここ大歩危には最低でも70種類以上の妖怪の伝承が残っている伝説の地域である。そんな大歩危にある「妖怪屋敷」を探索!(日刊ハイカラダイブ第190回-第192回のアーカイブ版)

道の駅大歩危

徳島県三好市にある道の駅大歩危。

ここには妖怪屋敷という妖怪の博物館が併設されている。

いや、妖怪屋敷に道の駅が併設されているような、そんな感じの看板だ。

カラジロウ

そういえば、さらっと書いてしまいました。

大歩危

コレ。”おおぼけ“と読みます。

なかなかの珍名です。

駐車場から建物に向かう道中に妖怪が。

どれも木彫りなのがすごい。

ここにも妖怪、あ、違った。

○ッキーと○ニーですかね。

なかなか個性的。

中に入っても妖怪だらけ。

ここ山城町には70種類もの妖怪がいると言われており、地元の方々が伝承を後世に伝えるために作られたのが、ここにある妖怪屋敷。

手作り感満載の妖怪達。

たまりません。

ありました、ガチャ。

全種類オリジナル。

もちろんやってみます。

道の駅大歩危
ご当地ガチャ
道の駅大歩危
ご当地ガチャ

出ました、エンコ。

このあたりでは河童ではなくエンコと呼ぶのが主流のようだ。

それでは妖怪屋敷内部へ潜入開始!

妖怪屋敷表紙

妖怪屋敷前編

徳島県の秘境、山城町は妖怪伝説が数多く残り、2008年、世界妖怪協会に怪遺産として登録された。

そんなここ「妖怪屋敷」は地元住民が手作りで作成した妖怪人形達が多数展示されている。

妖怪屋敷
内部

妖怪屋敷に展示されている妖怪達

妖怪屋敷の妖怪を紹介

ダイダラボッチ 大人

政友集落にいたダイダラボッチ「大人おおひと」さん

毎晩大きな女性「ヲウバサマ」に会いに行っていた。政友集落にある「おおひと」の足跡は18m×27mもあるという。

左 銭貸し妖怪 右 ハゲ狸

金を返せなかった男の末路「金貸し妖怪」

「ハラワン(腹にお椀)にケツジョウ(お尻に錠前)」というダジャレを体で表現することによって、お金を返さなくて済んだとのこと。金貸し妖怪ってのも初耳w

※昔は決定のことをケツジョウと言ったとのこと。

綺麗な女性に化けていた「ハゲ狸」

日暮に綺麗な女性が現れた。その女性について行くと酷いことになると噂されていた。

ある日侍が噂の綺麗な女性を見つけて切り付けたところ翌朝には「年老いたハゲ狸」に変わっていたという。

うどん狸

病人や年寄りに取り憑く悪い狸「うどん狸」

病人に取り憑いて急にたくさんのうどんを食べだすらしい。

もしかしたら、うどんを食べたかっただけなのかもしれない。狸の姿ではうどんを提供してもらえなかったから取り憑いたのだろうか?

クモトリ淵の一つ目入道

残忍非道な「クモトリ淵の一つ目入道」

蜘蛛が人の体に糸をかけて、その人が寝入った頃に蜘蛛の糸を引っ張ってクモトリ淵に落とし、淵で溺れさせたところで一つ目入道が襲うという手法を使うらしい。

なかなか残忍な手段を使う妖怪である。

ドロメキ淵のエンコ

日本全国で伝説が残る河童「ドロメキ淵のエンコ」

近づく人や動物を淵の中に引き摺り込んで尻子玉を抜く。抜いた尻子玉は龍神へ納めるらしい。

危険な川などに河童の伝説があるのは、近づくな!というわかりやすい注意喚起ではあるが、実際に存在しているのかもしれない。。。

カワミサキ

川で溺死した人々の怨霊「カワミサキ」

カワミサキに取り憑かれるとたちまち生気を吸い取られて身動きが取れなくなってしまう。

河童と同じく川の危険性を伝える妖怪とのことである。

八公狸

愛情と恩を知っている妖怪「八公狸」

狸なのにバケもせず、愛嬌もあったことから村の人気者に。その賢さから寺子屋に通うほど。犬に襲われた際に母狸が必死に守ってくれたことにより、愛情と恩を決して忘れない妖怪。

なんて人間味のある妖怪なんだ。

このようなコワイ妖怪からイイ妖怪まで多数の妖怪達が展示されている。まだまだほんの一部でそれぞれの妖怪の解説もしっかりとされており、妖怪好きもそうでない人も楽しめる作りになっている。

妖怪屋敷後編

妖怪屋敷後半

妖怪屋敷の後半部分はさまざまな体験型ミュージアムとなっている。

トリックアート

先ほど紹介した「ドロメキ淵のエンコ」を体験できるトリックアート。

尻子玉も抜かれ放題なフォトスポット。

えれきてる紙芝居

「えれきてる紙芝居」なかなか素晴らしいネーミングセンス。

いわゆるモニターのスライドショーである。この地域の妖怪達の説明をしてくれる場所。

実際に現地の妖怪たちはネット上では解説されているものは意外と少ない。妖怪好きな方はここで学ぶのが1番の得策。

妖怪クイズ

今まで学んだことを一気に第開放できるのがこの「妖怪クイズ」

いやー。まじで難しいw

クイズ全問正解で「妖怪屋敷博士認定証」プレゼントとのことで、欲しかっけども、まだまだ全然知識が足りてなかった。

ちなみに初級ですら1問正解ぐらいだった。

尻子玉ハンターENKO

尻子玉をいっぱい取れ!のゲーム「尻子玉ハンターENKO」

kinectを使用したARのようなもの。いわゆるモーションキャプチャーで自分自身がエンコとなり尻子玉を獲得していくゲーム。

これはなかなか面白い。ただ体力の消耗が激しすぎるw

一番最後あたりには閻魔様が。

ラストまでなかなかな情報量の妖怪屋敷。

妖怪大好きな方にはおすすめ。

そんな、ハイカラスポット。

アクセス

妖怪屋敷(道の駅 大歩危内)
所在地:〒779-5452 徳島県三好市山城町上名1553−1
営業時間:9:00 - 17:00
  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
カラジロウ

ダイバー2号。 マンホール、レトロなもの、変なオブジェが好き。 収集癖がある。 街中にあるアートを探して、いつもキョロキョロしながら歩いてます。

  1. 【特集】あまるべがおもしろい。駅長とおみやげ編【兵庫県】

  2. 【特集】あまるべがおもしろい。空の駅あまるべ編【兵庫県】

  3. 【特集】あまるべがおもしろい。顔ハメ看板の聖地あまるべ!?編【兵庫県】

コメント

この記事へのコメントはありません。

RECOMMEND

RELATED

PAGE TOP