マンホールinひろしま西条編。マンホールという限られた円の枠内にデザインされているのは、その土地の名産や観光地など。いわゆる、隠れた観光案内板。上の看板も素敵だが、下にもいろんな思いが詰まっている。そんな、広島のマンホールを紹介。
今回ご紹介するのは東広島市にある吟醸酒発祥の町、西条。
西城駅すぐ近くのローソンから東広島芸術文化ホールくららまでの歩道はカラーマンホール通りとなっており、全部で8種類のカラーマンホールが設置されている。東広島市を構成している9つの町のそれぞれがデザインしたマンホールとなっている。
西条カラーマンホール通り
旧福富町マンホール
福富町のマンホールは名所「わにぶちの滝」と旧福富町の花である「シャクナゲ」が描かれているマンホール。この滝では大蛇の伝説が伝わっているとのことである。
旧河内町マンホール
河内町のマンホールのデザインは、旧河内町の花の「ツツジ」と「金口あゆ」である。
金口あゆとは、沼田川を天然遡上してきたあゆは最高級のあゆとされている。特に口が金色に輝いている状態のものを「金口」と呼んでおり、身が柔らかく脂が乗っているため、その美味しさは格別とのことである。
そんな特別なあゆの意味合いを込めて体に★マークが入っている。
旧河内町大内原地区マンホール
河内町から2つ目のマンホールは、先ほどと同様に旧河内町の花の「ツツジ」と「ホタル」と豊かなみのりを意味する「稲穂」のデザインである。
旧安芸津町マンホール
安芸津町のマンホールは旧安芸津町の花である「ジャガイモ」と特産品の「びわ」である。
安芸津町はジャガイモもびわも全国で有名な産地となっている。「マル赤ジャガイモ」はホクホクして美味しいジャガイモである。
旧黒瀬町マンホール
黒瀬町のマンホールは、旧黒瀬町の木、花が「桜」。桜の花びらが5枚ではなく6枚なのは、旧黒瀬町の町章が平仮名の「く」を6個組み合わせた形の真ん中に「瀬」と書いたもので「く・6・瀬=黒瀬」となっておりその名残から花びらが6枚とされている。
旧西城町・高屋町・八本松町マンホール
3つの町の合同のマンホールはコンセプトは「人間と自然の調和のとれた学園都市」とのことで、中央にペンと鉛筆がデザインされ学園都市をイメージしている。この3つの町に加えて志和町の4つで構成されたのが旧東広島市である。その市は90%が「松林」であり、尚且つ市の花が「ツツジ」とのことで、マンホールに描かれている。
旧志和町マンホール
旧志和町のマンホールは、東広島市の木である「松」と「ホタル」。
昭和61年に志和堀小学校が「ホタルの里づくり」の指定校を受けたことにより「ホタルまつり」が開催されるようになった。
旧豊栄町マンホール
旧豊栄町のマンホールは、旧町の花である「ミツバツツジ」と「松」そして、「オオサンショウオ」である。沼田川の原流域に当たる場所で水が非常に綺麗なことからオオサンショウオが生息している。
おまけ
バイオリンマンホール
西条のカラーマンホールのちょうど中間地点に当たる「東広島芸術文化ホールくらら」の前にあるのが、このバイオリンマンホール。おそらくはこのホールというものを表していると思われる。バイオリンが綺麗な音楽を奏でている様子が表現されている。
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