全国に潜むステンレスの鋼蟲たち。「巨大メカ昆虫」探しの旅【鹿児島県】

全国の珍しい場所を巡っていると、時折たまらない瞬間に遭遇する。過去に出会った強烈なインパクトの「点」が、数年の時と何百kmという距離を超えて、突然「線」として繋がる瞬間がある。まあ、滅多にあることではないんだけれども。今回は、鳥取県と鹿児島県という全く異なる場所で起きた、「伏線回収」と、未知なるメカ昆虫たちのお話である。
鳥取。平和な公園に現れたSF的異物感
2024年5月訪れたのは、鳥取県米子市にある「弓ヶ浜公園」。
のどかな芝生広場を歩いていた時に、突如としてそいつは現れた。

ギラギラと銀色に輝く、巨大なステンレス製のカブトムシ。

おまけに、これまた規格外のサイズを誇る巨大アリまでいる。平和な公園の風景に、まるでSF映画のメカ昆虫が襲来したかのような凄まじい異物感。映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の世界そのものである。
太陽の光を反射して輝く鋼のボディに、子供たちが群がり、よじ登って遊んでいる光景は、控えめに言って最高のシュールな空間だった。
その圧倒的な存在感を脳裏に焼き付け、我々は鳥取を後にした。
鹿児島。1000kmを超えた運命の再会
そして時は流れ、2026年。
我々は遠く離れた南の地、鹿児島県大崎町にある「道の駅 おおさき」へとやってきた。
南国特有ののどかな風景を楽しんでいたその時……「アレ」がいた。

ドドンと鎮座する、あのギラギラ光る巨大なステンレスのカブトムシ!
「あれ?このデジャヴ。間違いなく見たことあるぞ。」
久しぶりの出会いに咄嗟にどこで出会ったか思い出せなかった。
「えーっと。そうだ!弓ヶ浜公園だ!」
まさか山陰地方で出会った巨大カブトムシの同族と、九州の南端で再会するとは夢にも思わなかった。
不思議に思って調べてみると、これらはどちらもステンレス彫刻家・中嶋大道氏の作品であることが判明した。なるほど、漂うオーラが同じなわけだ。 氏の作品は「触って遊べる」のが特徴で、だからこそ子供たちがよじ登ってもビクともしない頑丈な作りになっているらしい。
ちなみに、なぜ鹿児島の大崎町にこのモニュメントがあるのかというと、この町では毎年「カブトムシ相撲大会」が熱狂的に開催されており、そのシンボルとして道の駅に設置されたのだという。

山陰と南九州。全く違う場所、全く違う年に出会ったシルバーのカブトムシ。 珍スポットを巡り続けていると、思いがけずこういう風に点と点が線で繋がる瞬間があるからやめられない。
調べてみれば、こんなサイコーにSFチックでシルバーに輝く巨大メカ昆虫が、実は全国各地の公園や施設にまだまだ潜んでいるらしいのだ。 こうなったら行くしかない。新たな鋼の蟲たちに出会うため、早速旅に出かけようじゃないか。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
弓ヶ浜公園
所在地:〒683-0853 鳥取県米子市両三柳3203−6
見学時間:24時間
道の駅 おおさき
所在地:〒989-6174 宮城県大崎市古川千手寺町2丁目5−50
見学時間:24時間
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(年末の祭典ハイカラダイブ大賞の参考にさせていただきます。)
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