公園などに行くと見かける、普通じゃない形状の、見た目が面白い、やべーベンチ。通称:やベンチ(2026年の流行語狙ってます)。毎週金曜日の朝11時に配信。今週末に座りに行きたくなる「やベンチ」をご紹介。
第07回
ケルベロスの親戚?
「ドッグドッグ」
ケルベロスの親戚?広場を支配する「ドッグドッグ」
明日座りたくなる「やベンチ」の7回目は、福岡県大任町にある、「道の駅おおとう桜街道」から少し南に行った広場。しっかりとデカめの駐車場が隣接されていて、仕事中の方や近所の方の憩いの場となっているであろう広場である。
公園のベンチでたまーに見かけるやベンチは、以前も紹介したような動物をモチーフにした可愛らしいデザインのもの。

上の写真のように、少しデフォルメされてワニだったり犬だったりの形状を模したものが主流である。
しかし、ここにある犬のベンチは、私たちが知っている「犬」の概念を根底から揺るがしてくる。

「ん?普通に可愛いワンちゃんじゃん?」
と、思える。肝心なのは横から見た姿だ。

衝撃的な完全なるシンメトリー。右にも左にも垂れ耳と鼻先があり、お尻やしっぽという概念が存在しない「双頭の犬」である。
有名な海外アニメの「キャットドッグ」を彷彿とさせるこのベンチは、前後の概念を完全に捨て去っている。名付けるならば「ドッグドッグ」というところか。
ボールを投げたら、一体どちらの顔が取りに走るのだろうか。というか、動き方も非常に気になるところである。
さらに興味深いのは、このベンチが置かれている環境だ。

だだっ広い石畳の広場。遊具もなければ、他の種類のベンチもない。ただただ、この「ドッグドッグ」が合計7台、無言でしかも縦だったり横だったりと、不規則に並べられている。
広場にただ7台だけ置かれた、前後不明の石犬たち。休憩スペースというよりも、まるで未知の生物の封印指定エリアに迷い込んだかのような錯覚に陥る。
素材は御影石。夏は直射日光でフライパンのように熱せられ、冬は氷のように冷え切るという、座る者を極限まで試すストイックな仕様だ。その仕様は嫌いじゃない。

今週末はぜひ、この7匹の「ドッグドッグ」が支配する謎の広場で、おしゃれなティータイムを過ごしてみてはいかがだろうか。
そんな、やベンチ。
※2026年5月訪問時の記録です。現在は変わっている可能性もあります。ご了承ください。
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