前置き
2016年に公開の映画「君の名は。」映画公開時には見に行かなかった。世間ではすごく流行っていたからだ。流行っているものを流行っている時にというのはあまり好きではない。無理矢理見に行かせられている感じがしてしまい、窮屈を感じてしまう。しかし、この映画を家で見た時に初めて流行っているものはその時に少しでも興味を持って乗っかってみるのも手だぞと教えてもらった映画である。この映画を見た時は伝えることができないほどに感動した。物語にも絵のタッチにも。そしていつか、この「君の名は。」のモデルの飛騨高山には行きたいなとその時思ったものである。
それから数年経ってようやく念願叶って岐阜県に行くことができたわけである。いまさら?なんてことはない。聖地は変わっていない時こそが行く時である。「君の名は。」が好きな方は是非とも飛騨高山に訪れていただきたい。映画のままの世界がそこに待っている。
飛騨市宮川エリア
君の名は。の聖地巡礼をするならハイカラダイブ的におすすめなのは北から南へ下っていくルートである。一番上のエリアは飛騨高山の「飛騨宮川」エリアである。
落合のバス停
まずはじめにやってきたのは、岐阜県飛騨市宮川町にある落合のバス停。
ここは作中で瀧、奥寺先輩、司の3人が糸守町探しの途中で訪れるところである。
現在は使われていないバス停だが今でも残されており、映画そのままの風景を見れるのはなんとも嬉しい。
このバス停には毎日のように全国から巡礼者がやってくる。
飛騨市古川エリア
飛騨市の中心街である飛騨市古川のエリアまでやってきた。この飛騨古川エリアは聖地巡礼をするなら外せない。むしろここにほとんどのスポットが集約されている。
気多若宮神社
気多若宮神社の参道は作中で先ほどの落合のバス停と同じく、糸守町を探す為に瀧が聞き込みをしていた場所である。
ユネスコ無形文化遺産に登録されている古川祭はこの神社の例祭で、数百人の裸男がぶつかり合う起し太鼓は圧巻である。
君の名は。に登場しそうな風景がこの神社の至る所に溢れている。
気多若宮神社から見る古川のまち。
三葉を探して歩く3人の姿がどこかにありそうだ。
飛騨古川駅
飛騨古川駅は瀧たちが三葉を探すために降り立った駅である。
そして、ここにいるのが、
出たーーー!!
聖地巡礼するならやっぱり会いたいのがこの飛騨牛とおなかに書かれているキャラクター。
一緒に探すと言っていた奥寺先輩と司は、駅に着くなり、このゆるキャラに夢中だった。
名前は「ひだくろ」。映画と同じ駅長バージョン。
※2024年7月訪問時でもまだ設置されている。
駅を外に出てみると、タクシーの運転手に聞き込みをしていたロータリーが。コレは完全に一致。完全に物語の中である。
このロータリーを一番奥まで行ってみると、跨線橋がある。ここを登っていくと、
ご丁寧に踏み台が用意され、時刻表が貼られている。
ここの格子から覗くと…
誰でも簡単にあの写真が撮れます。
飛騨古川さくら物産館
駅から少し南に行ったところにあるのがこの「飛騨古川さくら物産館」。
こちらでは映画に登場した組紐体験ができたり、「君の名は。」関連のお土産を購入することができる。
三葉が髪を結んでいたような組紐や、口噛み酒を入れていた瓶子が販売されている。
飛騨牛と書かれたあの駅に設置されていた「ひだくろ」風なうしぼぼも販売されている。
味処古川
少し駅よりに進んでいくと見えてくるのが「味処古川」映画で五平餅を食べていた場所である。
食べていた五平餅は「味処古川」から少し中に入った広場にある「岡田屋」がモデルになっているそうである。
五平餅250円、みたらし団子80円!
飛騨牛の串焼きも350円で食べれる!
五平餅は味噌だれが香ばしくて最高。みたらしも美味しかったなぁ。
小学生が買いに来てた。
近所にあるのが羨ましい。
飛騨古川まつり会館
五平餅の岡田屋のすぐ隣にあるのが「飛騨古川まつり会館」。
古川祭について学べる施設となっている。
ここに飾られている衣装は古川祭の「舞姫」の衣装になるが、おそらくあの口噛み酒の儀式の時に来ていたモデルだと思われる。頭につけているものこそ違うが、手に持っている鈴などは同じである。
飛騨市図書館
飛騨市の最後の君の名はスポットは飛騨市図書館。ここは作中で、瀧たちが糸守町について調べていたところである。
館内は写真撮影は可能である。(※要受付)
高山市エリア
最後に高山市は1ヶ所だけ。宮水神社のモデルとなった日枝神社がある。
日枝神社
映画前半、あの名曲「前前前世」が始まるところで出てくる「宮水神社」の鳥居。その鳥居がある場所が高山市の日枝神社である。
この神社は他にもアニメ「氷菓」でも出てくる神社である。
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