妖怪スポットの代表的存在である「鬼」。そんな鬼の伝説は日本各地に伝わっている。日本最古はどこかご存知だろうか?それはここ、鳥取県に伯耆町にあるとのことである。しかも、昔は鬼のテーマパークがあったようである。
かつての遊園地の面影を残した公園、おにっ子ランド。
鳥取県西伯郡伯耆町にある公園、おにっ子ランド。
この伯耆町は、2300年前に孝霊天皇が鬼を改心させ善鬼として町の守護鬼にさせたという最古の伝説が残る町である。
伯耆町になる前の溝口町時代の1997年春にその『鬼』をテーマとした町おこしの一環で作られたのが、このおにっ子ランド。
当時は子供向けの大型遊園地として賑わっていたようである。
遊園地といっても、現在とそこまで変わらず、有料の遊園列車と巨大すべり台があったのみ。
遊園列車は駅舎のみ現存し、巨大すべり台は現役である。
当時は子供料金250円で列車・すべり台乗りたい放題の格安料金だった。
この鬼っ子ランドから少し山に登ったところにあるのが…
鬼の像。
この鬼の名前は「大牛蟹」(おおうしかに)という。ここに住んでいたとされる鬼である。
1996年におにっ子ランドの隣に鬼ミュージアムという施設が立てられ、建物の上に高さ18mを誇る当時では日本一の鬼のブロンズ像が作られた。
この鬼ミュージアムとは鬼に関する資料の展示室であったようだ。
2007年には閉館しており、現在は会社事務所として活用されている。
非常に残念。中を見てみたかった。
1997年9月には『第4回全国鬼サミット』という、鬼で町おこしをしている全国の自治体との情報交換サミットの開催地として選ばれている。
現在も守護鬼が町を見下ろし、安全を守り続けている。
そんな鬼の町。伯耆町。
アクセス
おにっ子ランド
所在地:〒689-4207 鳥取県西伯郡伯耆町宇代580
営業時間:10:00 - 17:00
鬼に関係するモノが溢れる伯耆町周辺。
伯耆町の鬼っ子ランド周辺には鬼にまつわるものがいくつか置かれている。そんな鬼スポットを紹介!
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