岡山県真庭市にある蒜山地方。自然豊かなこの地方に伝わっているのはとある、恐ろしい妖怪の伝説である。蒜山に観光に来た時には必ず目にしているであろうオブジェ。これに何かしらの意味があるのかもしれない。ということで、調査してみた。
蒜山に伝わる妖怪伝説。
岡山県真庭市にある、蒜山高原。車で到着した時に出会うのはこの巨大なオブジェ。
トーテムポールにもに形状のこの巨大なオブジェは
スイトン
と呼ばれている、この蒜山地方に伝わっている妖怪の一種である。
スイトンとは…
蒜山には「スイトン」と呼ばれる妖怪が住んでいた。
「スイトン」は人間の思ったことが全て分かるという。
悪いことを企んだりすると、どこからともなく、「スイー」っと現れて、「トン」と一本足で立ち、悪いことをする人間を食べてしまったという。
そのために、この蒜山地方では悪いことをする人がいないと言われている。
何気に恐怖の妖怪である。もはや妖怪というか怪物である。
地域を守っている「ヒーロー」的な役割もあれば、「悪いことするとスイトンに食べられるよ!」と規律を守っていく為に使用されてきたのだろう。
にしても、音もなく現れて食べてしまうというのはあまりにも恐怖である。
蒜山の至る所で「スイトン」を発見することができる。それぞれの地域の入り口的なところに設置されていることが多い気がする。
これは、入り口に設置して「悪いことを企んでいる人」はそもそも入れないように排除しようという考えからきているのだろうか。
妖怪、スイトンについてはまだまだ調査中である。
その他、ギャラリー
本当に蒜山の至る所に存在しているスイトン達。
おまけ
自販機のラッピングももちろんスイトン仕様である。
蒜山ヤマブドウ炭酸飲料なるものや、まるわかのタレ(焼肉のタレ)も販売中。
近くの道の駅「風の家」ではスイトングッズが大量に販売中。スイトンの木彫りの置き物も絶賛販売中である。
そんな、ハイカラスポット。
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