愛媛県松山市の市街地にある日本最古の温泉、道後温泉本館。とある作品のモデルとしても有名とのことで調査に向かうことに。外観は一体どのような感じなのだろう?期待が膨らむ。(日刊ハイカラダイブ第185回のアーカイブ版)
「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった、道後温泉本館。
愛媛県松山市にある日本最古の温泉、道後温泉。その歴史は古く3000年とも言われている。「日本書紀」「源氏物語」などの文献にも登場するほど、古くから愛用されてきた温泉である。
先日も書いたように、ジブリ作品の「千と千尋の神隠し」の油屋の外観のモデルとなったのが、ここ道後温泉本館。
外装をモデルにしたそうである。言われてみれば確かに。正面入り口も襖の感じも似ている。
湯屋「油屋」のモデルはどこか、という質問を映画の公開直後からたくさんいただきました。この件について、宮崎監督に直接質問したことがありますが、監督の答えは、「色々な温泉が入っていて特定のモデルはないけれど、道後温泉は確かに入っている」とのことでした。
ジブリ日誌より
と、ジブリ公式も確かに明記している。
影響を受けていると思われるのは「ホーホケキョ となりの山田くん」制作時の社員旅行で、行き先は松山。このタイミングで松山の道後温泉本館を見て印象に残っていたのではないかと思われる。
圧巻の存在感から伝わってくるその歴史。
現在の建物は1894年に建てられたもの。
白鷺伝説
ふと、屋根の方を見上げると設置されている、白鷺を目にすることができる。
道後温泉のシンボル的存在である。
これにも由来があり、「太古の昔、脛に傷を負って苦しんでいた一羽の白鷺が温泉を見つけ足を浸したところ、傷が完全に治り、元気に飛び去った」という。
鷺と温泉か。スゴイ、デジャブ。
同じ内容を最近見た気がする。。。
そうだ!
岡山の湯郷温泉だ!
湯郷温泉も、白鷺由来の温泉だった。
ということは、「白鷺」というのは日本古来の温泉探知機なのだろう。
日本でも有名な温泉をすでに2箇所も発見しているのだ。
道後温泉本館は現在、改修工事中であり、外観近くには重機がいっぱい。
2024年7月には終了の見込みとのこと。
入浴は可能。
定員は男性20人、女性40人。
多い場合は整理券を取りに行く必要がある。
道後温泉のマンホールは…
火の鳥。白鷺じゃないんだ。
これは「道後REBORNプロジェクト」の一環なのだろうか。
※道後REBORNプロジェクトとは、平成31年から改修工事中の道後温泉本館で営業しながら保存修理工事で外観が見えないのため2019年から2021年まで「火の鳥」とコラボして道後温泉本館の魅力と歴史的意義を伝える事業である。
もうすぐ改修工事が終わり、今まで以上にパワフルになって戻ってくるであろう道後温泉本館に期待が膨らむ。
そんな、ハイカラスポット。
アクセス
道後温泉本館 所在地:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5−6 営業時間:6:00 - 23:00
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